AIには苦手なこともある。いや、CMの話ではない

ダジャレのセンスにも疑問はあるかもしれませんが、もっと一般的な苦手分野があります。

∴創造的な発想と完全な新規性

AIは膨大なデータの分析や、パターンを使った作業を得意としています。ところが、まっさらな状態から新しい概念やアイデアを生み出すとなると話は別です。なぜなら、AIは過去のデータやプログラムをベースに動いているため、誰も踏み入れたことのない領域では力を発揮しづらいからです。
例えばアートや音楽の分野でも、既存の作品を参考にした作品なら作れますが、人間特有の自由な発想から生まれるような作品には届かないというのが実情です。

∴倫理観や価値観の理解

AIには倫理観や価値観というものがありません。今のAIは、倫理的な判断や社会的な価値を本質的に理解できる構造にはなっておらず、あくまでプログラムされた通りに答えを出しているだけです。
そのため、AIが導き出した結論が社会的に受け入れられないものになってしまうこともあり、場合によっては人に害を及ぼす危険性すらあります。実際、AIによる判断が偏見や差別を広げてしまうのではないかという懸念も指摘されています。
技術が発展する一方で、どうやって倫理的な考え方を組み込んでいくかは重要な課題になっています。